Mesh to MetaHuman(メッシュからMetaHumanを作成)
新しい Unreal Engine の MetaHuman プラグイン の最初の主要機能である Mesh to MetaHuman を使用すると、独自のカスタム フェイシャル メッシュを MetaHuman に変換し、完全なリグやアニメーションの準備が可能です。作成したキャラクターはさらに MetaHuman Creator で調整することが可能です。
まずスキャン ツール、スカルプティング ツール、または従来のモデリング ツールでテクスチャ付きのメッシュを作成し、それを Mesh to MetaHuman で UE5 の自動ランドマーク トラッキングを用い MetaHuman トポロジ テンプレートに適合させます。その後、MetaHuman のオプションから選択したボディ タイプとそれを組み合わせます。次に、このテンプレートがクラウドに送信され、そこでデータベースから派生された最適な MetaHuman と照合されます。すると、このメッシュでフェイシャル リグが操作される一方で、元のメッシュとの差分デルタも一緒に付いてきます。
スタティック メッシュの MetaHuman への変換が完了すると、ダウンロードすることも MetaHuman Creator から開くこともできるようになります。MetaHuman Creator ではアニメーションを再生してリアルな動きをその場で確認することも、さらに調整や改善を行うことも可能です。
最後に、Quixel Bridge が Unreal Editor に統合されたことから、数回クリックするだけで UE5 プロジェクトに MetaHuman を追加できるようになりました。そのため、より短い時間でキャラクターを違和感なくリアルタイムにアニメートできるようになります。
MetaHuman Creator の新機能
MetaHuman Creator の新機能は、独自のカスタム MetaHuman を改良する場合でも、ゼロから新しいものを作成する場合でも役立ちます。
まず、新しいフェイシャル アニメーション ループが 10 個追加されました。これらを使用すると、作成したものに即座に命を吹き込むことができます。これらは、さまざまな表情でキャラクターの変形がどの程度うまく機能するかを、キャラクターをダウンロードすることなしに確認できるため便利です。
同様の意図で、高いハードルを飛び越えようとする最中のポーズからコンテンポラリー ダンスの動きを試しているポーズまで、キャラクターの能力を試せる 6 つの新しいボディ ポーズと 6 つの新しいフェイシャル ポーズが追加されたので、これらを利用してさまざまな感情を表現できます。
水玉模様、ストライプ、ペイズリーなどのファブリック パターン内の領域の色をカスタマイズする機能など、より多くの服装オプションを使用して、MetaHuman で作った群衆からキャラクターを目立たせることもできます。
また、キャラクターの髪の毛をより細かく制御して多様な外観を実現するために、あごひげ、口ひげ、眉毛、まつげといったスタイルと共に新しいヘアスタイルが 13 個、合計 23 個の新しいグルームが追加されました。また、オンブレ機能とハイライト機能、およびモホーク、フェイク モホーク、オールバック スタイルのさまざまな領域を個別に色付けする機能を使用することで、色をさらにカスタマイズできるようになりました。これらのオプションを組み合わせることで、MetaHuman でまったく新しい外観を実現できます。